2026年3月18日
残業代請求
30分未満の残業代切り捨ては違法?
私は、毎日1時間ほどの残業をしています。
しかし、会社では、30分未満の残業代を切り捨てて支払っており、55分の残業をしても30分の残業代しか支払われていません。これは違法ではないでしょうか。
労働基準法では、労働時間は1分単位で計算することが原則です。1日単位で30分未満を切り捨てて残業代を計算するという処理は、労働者にとって不利益であり、労働時間の過小評価となるため、違法です。1日55分残業したのであれば、30分未満を切り捨てることは許されず、55分すべての残業時間に対して残業代が支払われなければなりません。1日単位で労働時間を切り捨てて残業代を計算することは違法です。
例外として、厚生労働省の通達では、1か月の時間外労働の合計に1時間未満の端数が生じた場合に、30分未満を切り捨て、それ以上を1時間に切り上げることは、簡便な事務処理のための措置として認められています。あくまで「1か月の合計時間」に対する処理であり、30分未満の残業を切り捨てる代わりに、30分以上の残業は1時間に切り上げなければなりません。1か月の残業時間が10時間29分であれば、1か月の残業時間を10時間と処理することが許されますが、1か月の残業時間が10時間30分であれば、1か月の残業時間を11時間と処理しなければなりません。1日あたり30分未満の残業代を切り捨てることは違法です。
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