妊娠が発覚したら、正社員からアルバイトに変更された

妊娠が発覚したら、正社員からアルバイトに変更された

会社に妊娠を伝えたところ、会社から、「正社員として勤務させるわけにはいかない。働き続けたいのであれば、アルバイトとして雇用する。」と言われました。

私は、会社を辞めたくないので、アルバイトとしての勤務を受け入れたのですが、やはり納得できません。


男女雇用機会均等法9条3項は、女性労働者が妊娠したことを理由とする不利益取扱いを禁止しています。不利益取扱いとは、解雇や契約更新の拒否のみならず、正社員をパートタイム労働者とするような労働契約内容の変更を強要することも含みます。

女性労働者が、正社員からパートタイム労働者への転換について表面上の同意をしていたとしても、それが真意に基づくものではなければ、正社員からパートタイム労働者への変更を強要したことに該当します。

会社を辞めたくなく、やむなくアルバイトとしての勤務を受け入れたのであれば、それは真意に基づくものではなく、妊娠を理由とする不利益取扱いといえる可能性が高いでしょう。

天王寺きずな法律事務所の弁護士はハラスメント事件の経験が豊富であり、マタハラ事件なども担当してきました。お困りの方はご相談ください。